
2014-10-02
大空へ翔る
もし、鳥になって大空を飛び廻れたらどんな世界を体験できるのでしょう。
きっと素晴らしい未知の世界が私を待っている・・・
漠然とした想像を幼少の頃より抱いていました。
空への憧れは、63歳になった今も私の心を動かします。
そんな想いを叶えてくれたのが、「胎内パラグライダークラブ」の皆さんでした。
エンジンを点火、モーターの躍動と勢いよく回り出すプロペラで緊張感が一気に高まります。ベテランインストラクター指導の下、風に乗るように走り出せば、いよいよ大空へのテイクオフ!
徐々に高度を上げ、500mに迫った頃、ようやく景色を楽しむ余裕が出てきました。
360度が絶景、陸や山から臨む風景とはまるで別世界、大自然のパノラマが広がります。
丁度夕刻という事もあり、太陽が夕陽へと移りゆく様子はえもいわれぬ感動がありました。
光り輝く河川敷を横切る水鳥。
鳥と共に海岸沿いまで舵をとれば、空の輝き、海の輝き、夕陽の輝き、山々の色彩はより美しく私の瞳を奪います。
時間にして40分弱、感動のフライトはあっという間の出来事です。空を飛んでいる恐怖心など皆無でした。
まだまだ何時間でも飛んでいたい、着陸後には直ぐにでもまた飛んでみたい衝動にかられました。
この歳にして、まだこれほどの感動を味わえる事に充実した人生を歩んでいると感じます。
夢は叶うと感動が薄らいでいきます。
ですから、充実した人生を送るためには、また新たに夢や目標を持つことが大切です。
ほとんどの人が年齢や、日々の忙しさなどを理由に夢を諦めているのではないでしょうか?
一度きりの人生、どんな事にも好奇心を持ち、一歩踏み出す気持ちがあれば60歳を過ぎても、まだまだ感動する日々で心を満たす事ができるはずです。
今回、このような貴重な体験の機会にご協力いただいたインストラクターの小澤さんをはじめ、胎内パラグライダークラブの皆さんに心から感謝を申し上げます。
忘れられない感動、またよろしくお願いいたします。