
2014-01-22
感動を連鎖させよ
年明けの参拝に続き、新年の行事として20年以上続けている事があります。
それは研修旅行。
年々従業員の人数も、規模も増えてゆき、今では総勢250名以上となりました。
今年の行き先はスペイン、グアム、サイパン、台湾、沖縄、京都の6ヶ所。
各々が希望する旅行先へ向かいます。
これからの一年、従業員一人一人が目標に向かい、達成するための起爆剤として取り入れるこの「楽しみ」は会社の発展として有効な手段だと思います。
「多くの感動を体験しなさい」
日頃、私がよく従業員に言い聞かせていることです。
良い仕事をする為には自分を磨かなければなりません。
書籍や写真などで知識や教養を高めるのも大事ですが、限界があります。
実際に色々な場所へ訪れ、見て触れて感じる事、「感動を体験し、そこから多くの事に興味を持つ」ことだと思うのです。
仕事ばかり、勉強ばかりの毎日では新しい発想やセンスを身につける事は難しいでしょう。
ましてや我々のようなものづくりに従事する者にとって、感動する自己体験が無くては、決してお客様に感動を与える事などできないのですから。
研修の目的として重要視している事があります。
家づくりには多くの人間が関る故に大事な事、「チームワーク」です。
営業や現場管理、設計・大工の他に工場に従事する者、事務に従事する者、日頃あまり接する事のない従業員同士が旅行中寝食を共にし、コミュニケーションを取る事でお互いを理解し、協調性が生まれチームワークが良くなれば、従業員にとっても、また会社にとっても大きな活性化に繋がります。
研修に参加した一人一人がそれを感じる事ができたのであれば実に有意義な研修だったと思います。
旅費も多くの収穫がある教育費と考えれば安いものです。
今回、旅先であるヨーロッパでは素晴らしい西欧文化・建築物を目の当たりにする事ができるでしょう。
従業員同士が苦楽や感動を共有し、それを今後の現場、作品に反映させます。その作品によりお客様が感動し、我々のものづくりへの想いに共鳴していただけるのであればこれ以上の事はありません。