
2013-01-17
感動を共有する会社であれ
遅ればせながら、新年最初のブログです。
本年も当ブログをご愛読いただけますよう、宜しくお願いいたします。
独立してから35年間、毎年元旦の参拝は欠かせません。
山の神、商売の神を祀っている神社へ商売繁盛と工事の安全を祈願します。
「一年の計は元旦にあり」と申しますように、一年のスタートである元旦に気持ち新たに手を合わせます。
昨年は御蔭さまで事故もなく、無事に過ごさせていただいた感謝と昨年の目標達成を報告し、今年の目標と成功を想い願います。これを35年間繰り返しています。
私1人から始めた願掛けも、年を重ねる毎に人数も増えていき今では40人程の従業員と行っています。
「皆で同じ目標に向かい願をかける」何とも年頭より気合が入ります。
そしてもう一つ、皆と同じ目標に向かう為恒例行事を行いました。
年の初めより、何もせずにいれば人生止まってしまうだけですので1月8日から3日間、従業員延べ100名を引き連れ、瀬戸内世界遺産を巡る研修旅行へ行ってまいりました。
新発田より北陸自動車道から名神高速道路を経由し兵庫入り、神戸北野異人館街を散策し姫路城へ、改修工事の最中でしたが工事中だからこそ見学できる箇所などもあり非常に興味深く、特に漆喰塗の瓦に覆われた大天守閣に圧倒させられました。
工事中の姫路城大天守
その後、一路広島へフェリーで宮島港へ渡り、日本三景の一つ「安芸の宮島」厳島神社へ訪れさらに驚嘆しました。
まず、建築敷地を海にする発想、そして満潮時の建築物の構図は先人により綿密に計算され、独創的な建築工法で建立されています。
この発想は、現代の私たちでは誰も考えつかないのではないでしょうか。
本殿・大鳥居を見学し日本建築の歴史その美しさ、素晴らしさ、先人の偉大さを改めて痛感し、感動しました。
最後に広島平和記念公園・原爆ドームで戦争の恐ろしさ、平和のありがたさに感謝し、倉敷美観地区により3日目の深夜に帰着いたしました。
旅の疲れもほどほどに、「感動」という土産を明日への「意欲」に変える事ができる研修でした。
人は生涯の内、どれだけ「感動」の体験ができるでしょうか。
ものづくりには自分が感動した体験がお客様に感動を与える動機になります。
また、家づくりは一人では適いません。
ものづくりにはチームワークが必要です。
工場に従事する者、事務に従事する者、日頃あまり接する事のない従業員同士が三日間寝食共にし、コミュニケーションをとることで協調性が生まれ、チームワークが良くなれば従業員にとってもまた会社にとっても大いにプラスになる起爆剤になるのです。
それを今回、研修に参加した一人一人が感じる事ができたのであれば、実に有意義な研修になったのではと思います。
景気が悪いからだと数多くの企業では、社内旅行など従業員同士がコミュニケーションをとる場がなくなりつつあります。
景気が悪い時こそ皆が同じ目標を持ち、一つの方向を向かせる行事、イベントを行うことが大事だと思うのです。
1年365日。
そのうちのたった数日、そこに投資し結束を高めてみてはいかがでしょうか。