
2012-12-16
今年も妥協することなく突き進んだ
今年も残すところひと月をきり、師走という言葉通り慌ただしい毎日を送っています。
私に限らず多くの方が一年の経過を驚くほど早く感じているのではないでしょうか。
こんな話を聞いたことがあります。
時間の感じ方は世代によって異なり、日々の出来事が新しい刺激を受けるほど新鮮な記憶として残り、逆に日々の出来事が同じ様に繰り返しになってゆくほど記憶に残らず時間の流れが早く感じるそうです。
確かに、私が二、三十代の頃の思い出を振り返ると数え切れぬほど様々な思い出が甦りますが、四十代以降の思い出を振り返ると断片的なものになってしまいます。
一年の経過の早さを感じつつ、お陰様で本年も夢ハウスにとって忙しい一年で終えることができそうです。
今年は昨年と違い、消費税増税の発表の影響もあり、後半になってから駆け込み需要が徐々に増えてきているように見受けられました。
来年度には恐らく、建築業界でもさらに多くの駆け込み需要が増える見込みです。
しかし、「ものづくり」を生業としている我々のような工務店は非常に不利な局面を迎えるのではないかと不安に感じています。
お客様は一生の買い物を真剣勝負で求め、また"本物を見る目"も養われてきています。売り手よりも遥かに学習し、知識を持っています。
天然無垢の木材は変形して当たり前、と豪語してきた工務店の言い分もお客様の方が逆にそうではないと気付きはじめています。
本物の材料を扱う住宅は床板ひとつとってもその表情が異なります。
新建材を扱う「ものうり」の住宅の床板とは違い、本物の床板はしっかりと乾燥された材を使うことを大前提とし、木目や色合いでバランスをとり、表情自体をデザインの一つとして工夫しなければなりません。
職人の高い技術とセンスも必要になるのです。しかし、現状では高い技術を持つ職人が不足しており、仕事をいただいても断らなければならない事態に陥るのではないかと懸念しています。
また、駆け込み需要の影響による材料費の高騰もあり得る話です。
サッシや外壁、各設備など価格が増税に伴い便乗値上げをおこす要素があり、その動向にも着目しています。
夢ハウスはお客様の夢を叶え、喜んでいただける住宅を提供する事を常に目標にしている会社です。
早くも冬将軍の到来に、引き渡しをしたお客様から「本当に暖かい!」「窓の外とは別世界!」など沢山の感謝やお褒めの言葉を頂戴しています。それを原動力に、今以上のものを常につくり続けようと奮闘しています。
また、そうした積み重ねが様々な方に波動となって影響を与え、大学教授までもが泊まり込みで夢ハウスの省エネデータの採取にも取り組んでくださり、国交省の「次世代省エネ基準住宅」の基準値より42%も省エネ性能が高いことを公的文書として発表してくださいました。
「これで良いという事はない」
決して妥協を許さない姿勢が大事なのです。
冬本番、体調を崩しやすい時期です。
どうか皆様、健康管理に気を付け良い年をお迎えください。