
2020-01-01
情熱
新年明けましておめでとうございます。
令和の時代に入り初めての新年を迎え、通年の年頭とはまた違う新たな気持で過ごしています。
まもなく69年目を迎える私の人生。
顧みれば、何事に於いても「情熱をかけた人生に勝る人生はない」と感じています。
理想の本物住宅を追求し、それを実現すべく私の人生を捧げてきました。
早朝、日の出前4時頃から現場へ向かい、日付が変わる頃まで労働する日々もありました。
たった一人で3つの会社を経営し、体と共に頭もフル回転で駆けずり回る日々もありました。
夜も眠れない位の多額の借金を抱え、当時は良い事よりも悪い事の方が圧倒的に多かったように思います。
しかし、不思議と苦ではありませんでした。
なぜなら、自分の仕事に情熱を傾けられていたからです。
現在の私は、当時よりお世話になった人達や失敗体験の糧により形成されています。
有難い事に、創業時からの情熱は今も変わらず継続しています。
私の情熱の根源は何なのでしょう。
きっとそれは、完璧なものづくりなどない建築の奥深さへのあくなき探求、そして年々増え続けるお世話になったお客さまへの恩、また、従業員とその家族の生活を守るという責任感から成り立っているのだと思います。
「建築と人生が一体となった人間」、そう言われたとしても何ら抵抗はありません。
「人に大切なものは知識よりも才能よりも何よりも真剣味であり、純潔な情熱である」(学者 安岡正篤)
年齢に関係なく、一心に懸命に情熱を傾けた人たちだけが、何か大きな夢を成し遂げ、何か新しいものを創造するのではないでしょうか。
誰にでも平等に与えられているもの、それは時間。
誰にでも平等に生み出せるもの、それは情熱。
人の価値や器は、夢や目標を達成するよりも、如何に夢や目標を達成する為に努力をしているか、その過程にあるのだと思うのです。
限りある人生であれば時間も限られています。
その限られた時間の中で、情熱の火を灯し続ける事は難しい事ですが、人の成長・人の価値高める為に大きな意義があるのではないでしょうか。
今年も一年のはじまり。
何か事を始めるには絶好のタイミングです。
その際には、「情熱」というキーワードを心の片隅に留めていただければ幸いです。
本年も夢ハウスグループ共々、どうぞ御愛顧の程よろしくお願いいたします。