共有した「無垢の家」への思い
情熱で切り開いた10年
出会いは建材商社の展示会
新潟の本社で受けた衝撃・・・
「正直言って、当時は相当厳しい状況に追い込まれていましたね」―。長野県の北部、独自の街づくりで各地から多くの観光客も訪れる小布施町に社を構える(株)イマイ企画の今井昌毅社長は振り返る。時は2001年夏。材木店として創業、建築も手がけるようになり会社の歴史は50年を超えていたものの、それまでの紹介を中心とした受注が陰りを見せ「動いている現場がなかった」そんな状態に陥っていた。
そんな中、東京で大手建材商社の展示会を訪れた今井社長(当時は専務)が会場でたまたま目にしたのが当日出展していた夢ハウスの建具だったという。「はっきり覚えています。展示していた建具が低価格だった。それに、新潟の本社に見学に来ればさらに2割安くするというので、時間もあるし『安く建材を仕入れられるなら』と新潟まで行くことにしました。」(今井社長)。新潟に出向き建材の視察を行う一方で、その存在を知らされたのがボランタリー・ネットワークである「夢ハウス・ビジネスパートナー」の存在だった。その日は資料だけを持って帰ったが、秋になって新潟市で開かれたビジネスパートナーの総会の見学に招かれた。内心興味を持っていた今井社長は再び新潟に向かい、総会会場で初めて会った夢ハウスの赤塚幹夫社長に衝撃を受けることになる。