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インタビュー
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Case Study 02

木でつくるこども園

里山保育 ひなたぼっこ様

木も、子供も。 一人にひとつの光がある。

一般社団法人里山保育ひなたぼっこは、自然と触れることで子供たちの人間観を育てるシュタイナー教育を推進しています。その活動をより良いものとするために、2021年に古民家から現施設へ移転。施設には自然素材へのこだわりと理念が息づき、一つひとつのシーンが木の空間と心地よく調和しています。

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POINT01-
夢ハウスに決めた理由

オーナーの神澤様は、日常的に子供たちと自然のなかで活動しており、木や自然素材に対して誰よりも愛着を持っています。木造施設を建設したいという思いから、モデルハウスのご見学や宿泊体験、新潟県で開催している伐採ツアーにご参加 いただきました。いくつもの体験を通じて新建材と無垢材の違い、冬の暖かさ、そして 「木」を大切に扱うブランドスタンスに共感。とくに木を余すことなく使う『適材適所』という夢ハウスの考え方は、里山保育ひなたぼっこの教育理念と深く共鳴しました。 『適材適所』とは、木造住宅には様々な種類の木が使われており、これらを適材適所となるように木の性質を考慮して加工、施工することです。「一つひとつの木材の良さを活かせる場所に使う」。それは、「子供たち一人ひとりの才能を適材適所の観点でみつけたい」という保育理念と同じです。本プロジェクトは、オーナー様と夢ハウスの志が交わることで実現した移転プロジェクトといえます。
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POINT02-
施設の特徴

一般社団法人里山保育ひなたぼっこは、長野県松本市に立地する地方裁量型の認定こども園です。一人ひとりの個性を尊重し、個人の能力を最大限に引き出す「シュタイナー教育」を根幹に、遊びの中に自然体験を取り入れる教育を実施しています。施設づくりで重視することは、アトピーや障害のあるお子様も安心して通い続けられる雰囲気と安全性です。たとえば、シックハウスの心配がなく、親子がともに健やかに過ごせる場所であること。さらに、ストレスが少なく心を癒す場所であることです。置いてあるおもちゃや家具も、ほぼすべてが自然素材で作られているのも特徴。「自宅から少し遠くても通わせたい」という親御さんも多く、長野県では数少ない信州型自然保育【特化型】認定園です。
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寒い冬でも暖かく過ごせる薪ストーブ。
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どんな飾りつけも映える木の空間に職員のモチベーションもアップ。
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薪ストーブを中心に設計したプレイルームには、内と外がスムーズにつながる動線をデザイン。
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木の温もりが落ち着く事務スペースに加え、吹き抜け上部には、1階で遊ぶ子供たちを保護者が見守れる廊下を設置。

POINT03-
施設への想い

木造施設の魅力は、まるで“生きているように”変化することです。梅雨時には湿度を吸って重くなったり、冬は乾燥してカラカラになったり。積み木が落ちた時の音も季節によって変わりますが、それがいいんですよね。その「生命力」に触れながら、子供たちは日々、豊かな感性を育んでいます。木の空間や家具が発する匂いも、音も、そういったものが私たちの心と体を作っていると感じるんです。幼児施設だから自然素材がいいというわけではなく、老若男女、誰にとっても木に囲まれて過ごす時間は安らぎになりますし、心と体の健康を保ってくれるのではないでしょうか。 たまに「ここに泊まりたい」と言ってくださるお母さんがいます。子供たちも「帰りたくない」となり、みんな“もっと長く居たい”となって延長保育を希望する。そういう思いにさせてくれる空間で、木に敵うものはないと思っています。お子さんの健やかな成長を願う親御さんをはじめ、もっと多くの方々に、自然の中での体験がもたらす良い変化を知っていただくために、私自身もワークショップなどを開催して啓発活動に力を入れています。
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無機質なものには布をかぶせ、ネイチャーコーナーには季節の華やぎを。
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「すべての自然物が子供たちを元気にし、多様な感覚を育てる」と語る神澤様。
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子供たちの体幹を鍛え、感性を育てる自然環境が身近に。
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ストレスを軽減する木の温もりに満ちた和室。
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外から帰ってくる子供たちのスムーズな動線に配慮。