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インタビュー
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Case Study 01

木でつくる介護施設

株式会社MAJUN 福ら舎(デイサービス)

私たちの夢を彩る、 飾らない無垢の魅力。

株式会社MAJUNが運営する『福ら舎』は、沖縄県恩納村に立地するグループホームです。豊かな自然に囲まれた既存施設に隣接する土地に、木造2階建てのデイサービスを建設。温かみのある木で包み込むようにデザインされた交流スペースには、自然とコミュニケーションが生まれ、これまでにない安らぎを醸成しています。

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POINT01-
夢ハウスに決めた理由

デイサービスの建設計画において大きな課題になっていたのは、建築コストと工期でした。当初、オーナーの宮里様は鉄筋コンクリート造の施設の建設を計画していましたが、調査の結果、建築費の高騰と工期の面で難しいと判断。その頃、北谷町に夢ハウスのモデルハウスがオープンしたことを知り、見学へ。夢ハウスが提供する木造住宅の素晴らしさに感動し、一年に一回はモデルハウスに足を運ぶようになりました。長期間にわたって何度もモデルハウスを見学し、実際に建設された住宅を見ていると、将来的に施設を増築したり、進化させるには「鉄筋コンクリート造より、木造の施設の方が適しているのではないか」という思いが湧き上がり、さらに「自分の終の住処はこんな感じにしたいな」と思える施設を利用者様に提供したいと考えるようになりました。また予算・工期の面でも納得感があったことから夢ハウスに相談し、新施設の建設を進めていきました。
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POINT02-
施設の特徴

ここに来ただけで豊かな気持ちになれる空間にしたい、利用者様にとって「養生する場所」ではなく、「楽しむ場所」をつくりたいという考えのもと、福ら舎のデイサービスには「愉築(ゆちく)」というコンセプトがあります。お家で過ごすときと同じように、ゆんたく(おしゃべり)したり、美味しいものを食べたり、お風呂に入ったり。何もしなくても気持ちがいい、お部屋に特別なものを飾らなくても美しい、そんな木の空間は、デイサービスのコンセプトにも通じています。建物全体が緑豊かな環境とも調和し、利用者様が無理に何かをするのではなく、ここで一日ゆったり過ごしていただける。まさに“お家のような心地よさ”をご体感いただけます。
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赤松を使用した壁や天井は、節のない美しい仕上がりに。
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少人数でゆったりくつろげる一角。
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限られた広さの土地を有効活用して配置したエントランスやお風呂、キッチンなどの多機能スペース。
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大きな窓から光が降り注ぐ、開放的な団らんスペース。思い思いの時間を過ごせる心地よいレイアウトを実現。

POINT03-
施設への想い

新施設が完成して、まず驚いたのが、空間の心地よさと天井の開放感です。一般的な福祉施設をみると、木造のデイサービスは滅多にないですよね。木の香りには“お家に帰ってきた”安心感がありますし、無垢材の飾らない美しさを随所に感じます。建築コストや工期においても木造という選択に満足していますが、沖縄は台風が多く、夏の暑さや火災対策という点では、かなり試行錯誤しました。「利用者様が安心できる環境を整えるために、やれることは全部やりたい」という思いから、夢ハウスとは何度も打ち合わせを重ね、その度に期待以上のご提案をいただきました。結果的に理想通りの施設ができて、とても感謝しています。施設づくりで優先することは、利用者様の居心地と安心ですが、私はここで働く職員が少しでも長く働きたいと思える環境や職場づくりも大切だと考えています。世間には介護職に対してネガティブなイメージを持っている人もいるかもしれませんが、私たちのコンセプトを体現できる新施設が、そのイメージを切り崩し、介護職の人手不足という課題を解決するきっかけなればいいなと思っています。
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奥行きがある天井と大きな窓が開放的で明るい空間を演出。
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「ともに“今”を楽しみながら新しいものを導入していきたい」と語る宮里様。
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定員11名が乗用可能な設計。車椅子3台が同時に乗用できます。
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地域の舞踊場の皆様やお子様、ご家族との交流を育むスペース。
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木の香りに包まれた、まるでホテルのようなお風呂。