「木材を乾燥する手間が必要ない」
「木材乾燥は技術的に難しい」
「乾燥の手間がないので仕入れが安い」
「瑕疵担保保証制度から逃げた」
からです。
2002年2月にはドイツのベルカ工場から出荷された構造用集成材が、2005年3月にも中国から出荷された構造用集成材が剥離を起こしています。
ドイツのアントン・ヘッゲンシュタレル・ベルカ有限責任会社工場の構造用集成材の格付に関するJAS法違反及びはく離についてー国土交通省ー
構造用集成材のはく離についてー国土交通省ー
ここで問題なのは、どちらも「日本農林規格(JAS)基準」をクリアした製品だということです。問題発覚後も、製品を許可した農林水産省と確認申請を許可した国土交通省の間で責任の押し付け合いになり、未だ補償に関する結論がでていません。これでは、集成材を建築材料として安心して使用することはできません。