2013-04-11
新潟日報『asshアッシュ(4月11日)』に掲載されました
深呼吸が気持ちいい、森にいるような家
化学的なホルムアルデヒドを含まない無垢(むく)材を使用
訪れたのは、子ども2人とご夫婦の4人家族を想定して建てられたモデルハウス。「面白い実験があるんです」。ハウスプランナーの池田悠真さんが、冷凍庫の中から2つの木の板を取り出し、目の前に並べる。片方は天然の無垢(むく)材だ。
触ってみると、集成材は温度差から汗をかいているうえにヒンヤリと冷たいのに対し、無垢材のほうはさらりとしていて、さっきまで冷凍庫に入っていたとは思えないほどの温もりが感じられる。温度を測ってみると、集成材は-2℃だったが、無垢材は7℃。「これが本物の木と、人工の木の違いです」。
最近は木の家が見直されてきているが、実際は、このような集成材が使われることが多く、接着剤にはシックハウスの原因にもなるホルムアルデヒドなどの化学物質が含まれていることもある。それらを壁で覆い、ビニールクロスを張っていたらどうだろう。安心して健康に暮らせるとは言えないのではないだろうか? 夢ハウスの家造りのコンセプトは、住む人の健康を守ること。そのため本物の無垢材を使うことに、とことんこだわっている。
(一部抜粋)
表紙の人&場所/夢ハウス本社にある工房で、木と向き合う家具職人・石川真理子さん。
その姿はまるで木に語りかけているようだ。「木はあたたかくて、そこにあるだけで落ち着きます。木自体が魅力を発しているような気がして離れられません」と、大好きな木の素晴らしさを語ってくれた。(一部抜粋)