木の家は「結露」と戦う
日本は高温多湿の気候。どうしても窓や壁に結露が発生しやすくなります。この結露、しっかり対策を施さないとダニやカビが発生し、アレルギーやアトピーの原因となる恐れがあります。結露する家はすなわちシックハウスの原因なのです。
押入れなどのカビは見た目の汚さ以上に危険な状態と言えます。
古来より日本の家屋は「木」を用いてきました。天然木には優れた調湿作用があり、湿度の高い気候に適しているということを先人達はしっかり把握していたからです。
「結露→カビ・ダニ→アレルギー(シックハウス)」という図式を断ち切るには、その元凶である結露を防がなければいけません。
断熱性能や通気工法はもちろん重要ですが、住宅の種類によって結露の対応力がまず違います。
【鉄筋コンクリートの家】
熱が伝わりやすく、結露は発生しやすい。その量も多い。
表面がベタついて窓や壁などにカビが生えやすい。
【天然無垢材の家】
熱が伝わりにくく、結露は発生しにくい。発生したとしても量が少ない。
木には空気中の水分を吸収する効果もあり、表面はサラリとしている。カビ、ダニの発生も防ぐ。